「整理・分析」では、たくさんの情報から大切なことをセレクトして分析し、「まとめ・表現」では、発見したことをみんなに伝わるように、情報をデザインしていきます。こうした力をつけるには、ワークシートやツールを活用するのがおすすめです。
思考ツール(なるほど!エージェントではワークシートと呼びます)は、生徒の情報整理とアイデア可視化を助ける道具です。「イメージマップ」はアイデアを拡張し視覚化するのに、「ステップチャート」は思考の過程を順序立てて表示するのに、「フィッシュボーンチャート」は原因と結果の関係を明確にするのに有効です。また、KWLシートは子どもがすでに知っていること、学びたいこと、学んだことを整理するのに役立ち、視覚分析シートは情報の詳細な分析を支援します。これらを効果的に使うことで、授業がより主体的で対話的なものになります。
→なるほど!エージェントでは「KWLシート、スピーチシート、ポスターシート、視覚分析シート」と、その使い方動画を用意しています。
自分たちが取り組んだテーマについて、調べたことや実験の結果、考察や自分たちの見解をまとめたレポートを作成します。レポートや小論文は、書式やレポートの目的によって、様々な形式があるため、どのような形式にするか、また文字数にするかなどは先生が指示を出します。
テーマを決めたら、次はいろいろな方法で情報を集めます。ネットで調べたり、本や新聞を読んだり、人に話を聞いたりするのがその方法です。
取り組んだテーマについて、スピーチを作成し、スライドやパワーポイント、ポスターなどの視覚的な資料を使って発表を行います。プレゼンテーションでは、簡潔かつ分かりやすい言葉を使い、聞き手に伝わりやすい発表を心がけます。スピーチの練習は、なるほど!エージェントの「スピーチシート」をご活用ください。
取り組んだ課題研究のタイトル、背景、目的、研究方法、結果、考察、結論などをまとめたものです。大型のポスターにまとめ、パネルなどに貼ったりして設定された会場で他の人に見せます。ポスターセッションを通じて、子どもたちは自らの学習内容を広くアピールする練習をすることができます。
※なるほど!エージェントのポスター制作はポスターセッションとは違います。こちらは情報デザインを練習するためのワークシートです。
小グループに分かれて、自分たちが取り組んだテーマについて、意見交換やディスカッションを行います。グループディスカッションでは、自分たちの意見をしっかりと主張し、他の人のアイデアや意見を聞き、参加者同士が相互理解を深め、協調性やコミュニケーション能力を高めることができます。