
情報をインプット→アウトプットする
「なるほど!エージェント」はアウトプットする学びが考える力を育てるという理念のもと作られた探求・STEAM教材です。動画やイラストを見て楽しく情報をインプットすることもできますが、小学生高学年〜中学生にとっての学習目的は、「情報のアウトプット」です。何を発見したか?調べたいか?自分で問いを立て分析し、ワークシートを活用して、伝えたい情報を視覚的にデザインする、またスピーチをして考えを発信する力を磨いていただくのが目的です。※中学生にはプログラミングやSDGsセクションなどが、特におすすめです。
動画やイラストは、好奇心の扉を開く「きっかけ教材」です。「こんなことも調べてみよう」コーナーでは、先生や親が子どもに投げかける問いを用意しています。
4つのシートを活用して、情報を整理し、考えをデザインして伝える練習をします。いずれも世界の教育現場で活用されてきた定番で、「思考力・判断力・表現力」を育てることを目的としています。活用の仕方は以下の動画をご覧ください。
アメリカの教育学者Donna Ogleが考案した思考ツールです。学習者が受け身な態度で情報を得るだけではなく、情報を見通す、振り返る、整理することができます。
伝えたいことを最初に伝える序論(Introduction)、事例をうちだす本論(Body)、伝えたいメッセージを明言する結論(Conclusion)という3段構成で作られたスピーチフォーマットです。世界で通用する型にはめて情報を発信する練習を行います。
「情報を引き算してデザインする」ための練習シートです。学んだこと、調べたことから、伝えたい情報をセレクトしてメッセージ化し、情報をサポートするイラストや図などを作ります。イラストや図を上手に描くのが目的ではなく、「情報が伝わるように視覚的な要素を加えて加工する」ことが目的です。
イラストやデザインといった視覚情報の要素(色、表情、動き、スケール、表現)を分析するためのシートです。「情報が伝わるように加工されたイラストやデザイン」とは、どんな要素で成り立っているのか?フォーマットに沿って分解して考えることで、表現について学びます。
探求コースで体系的に学ぶ
プロジェクトとして学ぶ場合は、情報・環境・SDGs・平和・福祉・人権・国際理解、英語学習、健康と食事、職業学習などのテーマから、探求コースをお選びいただけます。
私たちの生活に関わっているコンピューター。どんな仕組みで動いているのかな?
コースの目的
■コンピューターに関心を持ったり、それを活用して自らの手で創造していくことへの興味を引き出す。
■さまざまな社会課題を解決する際に、プログラミング的思考などを活用していく素地を養う。
[1コマ活用の場合] KWLシートを活用
[2コマ活用の場合] スピーチシート・ポスターシートを活用し、コンピューターと生活についてスピーチをしてもらいましょう。
好奇心の扉を開くたのしい動画
動画やイラスト教材は、楽しいキャラクターがわかりにくいことをストーリー仕立てで伝えています。難しすぎると大人は感じても、子どもは好奇心を持てば、感じて学ぶことができます。
コースで学ぶ
小学生低学年でも楽しめる英語のうたや名作シリーズのコースをご用意しています。
世界には、心に残る本がたくさん。まずは動画で見てみよう!
コースの目的
■世界の名作に触れることで、想像力を養うきっかけを作る。
■知らなかった知識や時代に触れることで、日本以外の国や文化に興味を持つきっかけを与える。
[1コマ活用の場合] KWLシートを活用
[2コマ活用の場合] 1つの動画を選んで、見たあとに、あらすじを書く練習をしてもらいましょう。
クリックするだけで、Yahoo!キッズで検索ができるなど、
子どもたちの「問い」や「疑問」をナビゲートする工夫をしています。
大人になってどんなにすばらしいアイデアを思いついても情報を知っていても、考えて、分析して、形にできなければ、何も伝えることはできません。伝える力があってはじめて、人の心を動かせるからです。
子どもたちの知的好奇心を刺激し、興味をもって学び続けられるようにするには、一方的に大人が情報を送り続けるだけでは成り立ちません。子どもがワクワクするように、学びををエンターテイメントにしていくアイデアが必要です。
「なるほど!エージェント」はアニメ動画で子どもに学ぶキッカケを与え、調べる力・伝える力(リサーチ・スキルとプレゼン・スキル)を磨いてもらうためのアウトプット教材です。選んだ思考ツールは、世界の教育現場で何十年も使われてきたものを、日本の学校現場でも使いやすい形にアレンジしたものです。
「考えて、分析して、形にして伝える」プロセスをくり返すことで、将来、子どもが何を職業としても、生きていく力が備わります。このメソッドを通じて学びがさらに楽しいものとなることを、制作者一同、祈っております。
株式会社REKIDS代表 行正 り香・制作者一同