リサーチ力・分析力・プレゼン力をつけるには、情報をインプットするだけでなく、伝えたい情報をセレクトし(思考力・判断力)、伝わる形で加工しなおす(表現力)必要があります。1つのトピックを時間をかけて深く学ぶこともできますが、授業時間を1コマ活用して、いろんなトピックに触れる、考える機会を作るのもおすすめです。
以下は1コマ活用で学習を行う場合のステップです。
準備① 学びたい教科とトピックを選びます(プログラミング→生活とコンピューターなど)
準備② 「ワークシートに書こう!」で使うワークシートを選び、人数分印刷します
準備③ ワークシートの使い方は「教材とワークシート」セクションで確認してください。
トピックについて紹介をします。先生が読み上げることもできれば、子どもたちに読んでもらう、音声で聞くこともできます。またトピックについて「これ、知っている?」「なぜ知ったの?」などと質問をしてみるのもおすすめです。
準備③ ワークシートを配り、何を書く(アウトプットする)かを伝えます。学びのプロセスを感じてもらうためにはKWLシートを、情報の整理と表現をしてもらうにはポスターシートを、調べたことを発表してもらうにはスピーチシートを、分析する力をつけるには視覚分析シートを活用しましょう。
動画やイラストの目的は「好奇心を持ってもらうこと」です。時々動画を停止し、「どんなところでコンピューターを使うのかな?」「〜はどんな意味かな?」などと、問いかけたり、キーワードを確認しながら見せていきましょう。動画下には、音声を一時停止したり、画面を拡大するボタンがあります。
探究学習では、「問いを立てて調べる」プロセスが大切です。「こんなことも調べてみよう」「キーワードで調べよう」を参考に、子どもたち自身が調べたいことを見つけ、リサーチしていくように促しましょう。
文字を打ち込めなくても、ワンクリックで情報検索がスタートできるようにしています。
ワークシートに書き込んでもらう時間です。じっくり考えることは大切ですが、1つのトピックについて考えたことをどんどん言語化、ビジュアル化し、スピーディーにアウトプットする練習もとても重要です。
調べたことを決められた時間で発表してもらい、学んだことを振り返るリフレクションタイムを作りましょう。グループに分かれてみんながプレゼンするチャンスを作りましょう。
ルーブリック表をベースに自己評価をしてもらいましょう。問いを立てられたか?調べられたか?他人の話を興味を持って聞けたか?リフレクションをすることで、次の深い学びにつなげることができます。