探究学習＆言語学習教材
探究テーマ：プログラミング的思考（１コマ45分）
活用ワークシート：KWLシート（情報を見通す力をつける）
単元名
「プログラミング的思考」について学んだことを、KWLシートで整理しよう!
単元の目標
(1)KWLシートを活用することで、テーマの学習内容を見通す力を養う。
(2)収集した情報を整理し、自分の考えを表現する力を育てる。
(3)興味あるテーマを自ら調べ、主体的に学ぶ姿勢を身につける。
→指導案事例を見る プレビュー/ Wordダウンロード
※複数コマを活用したり、他のワークシートを併用する授業もおすすめです。
準備
・学習形態は、「シート記入を個別学習、発表をグループ内」で行う。
・授業とは別に時間を取り、シート活用動画をクラス全体で視聴する。
・宿題にする場合はリンクを共有し、視聴を指示する。
・シートはダウンロードして共有する。手書きの場合は人数分印刷する。
導入: 課題認識（５分）
- ４、５人にグループ分けをする。
- テーマとシートを紹介し、K欄に知っていることを書いてもらう。
- 活動の流れ・時間配分を伝える（K欄記入→動画視聴→W欄記入→情報収集→L欄記入→発表）
記入箇所
記入例
導入 : 動画視聴（５分）
- 動画は電子黒板を使い、クラス全体で視聴する。
- 「動画を見たら、疑問に思ったことをWに書いてもらうよ！」と声がけする。
- 疑問に思ったことをメモしながら、動画を見るよう伝える。
- クイズは自主学習で取り組むように伝える。
プログラミング的思考
プログラミング的思考とは、目的を達成するまでの行動を分解して、効率よく実行できる順序で組み立てること。だから問題解決型の思考とも言われるよ。ムダを省き、効率を高めることが大切なんだ。「ちらかっている部屋は、どう整理整頓すればいいかな？」という身近な問題で考えてみよう。
クイズに挑戦してみよう！
課題の設定：シート記入（5分）
- 「動画を見て、疑問に思ったことをWに書いてみよう！」と声がけする。
- W欄のヒントは『もっと知りたいことは、なに？』にあることを伝える。
もっと知りたいことは、なに？
- ふだん君が問題を解決する時、どう考え、どんなやり方を選んでいるのかな？
- 何か一つ身近な問題を選んで、解決するまでの行動を分析し、チャートに書いて「見える化」してみよう。
- その解決までの行動を誰かに頼むとしたら、やってもらうことをどんな風に伝えればいいかな？
記入箇所
記入例
情報収集（10分）
- W欄に書いた疑問について、調べることを促す。
- 情報収集は動画を見返したり、ネット検索から行えることを伝える。
- 短い時間で調べるように、タイムキーピングをしていく。
情報を集めよう！
キーワードクリックでも検索できるよ！
整理・分析：シート記入（5分）
- 調べて分かったこと、学んだことを、L欄に書いてもらう。
- 「今日の学習で新しい発見はあったかな？」 と声がけする。
記入箇所
記入例
まとめ・表現：発表（5分）
- グループ内で時間内に、「WとLの欄」を発表し合うよう伝える。
- 声の大きさなどプレゼンスキルを意識させる。
- 良いところを積極的に評価する。
- ※黒板の前で代表者が発表する形式でもよい。
発表は、以下を総合的に評価する。
▪️内容
メッセージや構成ががはっきりしているか。
▪️表現
声の大きさ、抑揚、テンポなど、聞きやすい話し方か。
▪️態度
落ち着いた態度や、聞き手を意識した視線・表情があるか。
振り返り:シート記入（５分）
- KWLシートの「ふり返り」欄を記入するように伝える。
- 発表における自己改善点、他者の発表の感想も書いてもらう。
記入箇所
記入例
整理・分析、まとめ・発表してみよう！
ひとつのテーマで、いろんなシートを活用できるよ。
