総合の時間で使える探究教材

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赤毛あかげのアン
ルーシー・M・モンゴメリー 作さく

Anne of Green Gables by Lucy M. Montgomery

赤毛あかげのアン。すばらしいわぁよ~ん。だからみんなに、一度いちどでいいから英語えいごで聞きいてほしいの。美うつくしいのよ、音おとが。それを感かんじてほしいわ。

アンはこの物語ものがたりの後あとも勉強べんきょうをがんばって、すばらしい先生せんせいになるのよ。そしてギルバートとの素敵すてきな恋愛れんあいは読よんでいてたまらないわ。あたしの理想りそうの愛あいね。でも現実げんじつにはギルバートはいないから、本ほんの中なかで恋こいをしているわ。

私わたしがアンから学まなんだこと。それは何事なにごとも良よい方向ほうこうに考かんがえる努力どりょくをすることよ。悪わるいことに巻まき込こまれると、悪わるい方向ほうこうに考かんがえてしまうけど、それって実じつは何なんの役やくにもたたないのよねぇ。あたしも前向まえむきに生いきて、いつか私わたしのギルバートをゲットするわ。そしてがんばってアンみたいに生いきていくわ。想像力そうぞうりょくを働はたかせてね!あなたもファイティン!

赤毛のアン

ここは、カナダの孤児院こじいん。窓枠まどわくにもたれて、一人ひとりで空想くうそうにふける少女しょうじょがいました。彼女かのじょの名前なまえは、アン・シャーリー。
赤毛あかげで、そばかすがたくさんある、やせっぽちの女おんなの子こ。
おしゃべりで、空想くうそうすることが大好だいすき。
いつも素敵すてきな世界せかいを一人ひとりで空想くうそうしては、楽たのしんでいました。


At an orphanage in Canada, there was a girl named Anne Shirley. Red-headed, freckled and skinny, she was a girl of imagination and always leaned on the windowsill, daydreaming about all sorts of different things, her wonderful world of fantasy.

ある日ひ、アンは、カナダの美うつくしい島しま、プリンスエドワード島とうにある家いえに、引ひき取とられることに。
でも、そこには手違てちがいがありました。引ひき取とり手ての老人ろうじん、マシュー・カスバートは、野良のら仕事しごとを助たすけてくれる男おとこの子こを捜さがしていたのです。
しかし、約束やくそくしたブライト・リバーの駅えきにいたのは、赤毛あかげの女おんなの子こ。
それでも、心こころの優やさしいマシューは、彼女かのじょを置おいて帰かえるわけにもいかず、連つれれて帰かえったのでした。


One day, Anne was brought to Bright River Station to be picked up by a man who would take her into his household in Prince Edward Island, a beautiful isle in Canada.
However, there was a series of mishaps. Mr. Matthew Cuthbert, who came to the station, wanted to get an orphan boy to help with his farm, not a red-headed girl. But being a compassionate man, Matthew could not leave her there and take her home.

赤毛のアン

女おんなの子こが大だいの苦手にがてだったマシュー。
でも、不思議ふしぎなことに、家いえまで帰かえる馬車ばしゃの道みちのりで、気きがつくとアンとのおしゃべりを楽たのしんでいました。
そんな自分じぶんに気きづいて、ビックリするマシュー。


Matthew used to feel very uncomfortable around little girls, but on the buggy to his
way home, he realized that he liked Anne’s chatter. To his own surprise, he was
enjoying himself.

マシューの家いえ、グリーンゲイブルズに着つきました。
彼かれの妹いもうとの老女ろうじょ、マリラは、最初さいしょ手違てちがいで来きたアンを孤児院こじいんに帰かえそうとしました。
でも、次第しだいにおしゃべりで陽気ようきなアンの魅力みりょくに惹ひかれていった二人ふたり。いつしかアンを家いえにおいて育そだてることに決きめたのです。


The buggy reached Matthew’s home in Green Gables. Noting the mistake, his younger sister, Marilla, wanted to send Anne back to the orphanage. But Matthew and Marilla have come to like this cheerful, chatty girl. So they decided to take her.

三人さんにんの生活せいかつがはじまって、しばらく経たった頃ころ、ピクニックをしていたアンの前まえに、果樹園かじゅえんの丘おかに住すむ黒髪くろかみの美うつくしい少女しょうじょ、ダイアナ・バリーが現あらわれます。二人ふたりは、すぐに大だいの仲良なかよししになりました。


After a while with Matthew, Marilla and Anne living together, Anne met Diana Barry at a picnic. Diana was a girl with beautiful black hair, who lived at Orchard Slope. The two girls soon became bosom friends.

新学期しんがっきがはじまり、アンは学校がっこうに通かよいはじめます。
その初日しょにちに、隣となりの席せきの男おとこの子こ、ギルバート・ブライスに三みつ編あみの髪かみをつかまれて、「ニンジン」とからかわれたアン。激怒げきどして、ギルバートの頭あたまに石板せきばんを叩たたきつけてしまいます。
このことをきっかけに、アンは一生いっしょうギルバートと話はなさないことに決きめたのでした。


With the start of new school term, Anne started to attend Avonlea School. On the first day of school, Gilbert Blythe, who sat next to her, grabbed her long red braids and teased, “Carrots! Carrots!” Anne became furious at this, whacked his head with her slate and decided never to speak to him. 

それでもアンは、ダイアナやほかの友達ともだちと楽たのしい毎日まいにちを過すごしながら、色々いろいろな出来事できごとや出会であいを経験けいけんして、次第しだいに成長せいちょうしていきます。また、ギルバートに負まけたくない気持きもちと、勉強べんきょうに興味きょうみがあったことで、アンは勉学べんがくに励はげむのでした。
いつしか彼女かのじょは、ギルバートと学校がっこうで1番ばん、2番ばんを争あらそうほどの成績せいせきをとれるようになり、ついには、1番ばんの成績せいせきで、上級学校じょうきゅうがっこうのクイーン学院がくいんへ入学にゅうがくします。


Anne went on in life with friends like Diana, meeting new people, new challenges. She studied very hard because she was interested in different subjects, and also because she didn’t want to lose to Gilbert. Anne competed with Gilbert to get the top grades in class and ultimately got passed the first in the entrance exams of Queen’s Academy. 

クイーン学院がくいんに通かよいはじめたアンは、遠とおくの町まちに下宿げしゅくしなければなりません。アンは、ホームシックに苦くるしみつつも、本格的ほんかくてきに勉学べんがくに励はげみました。そして、大学だいがくへ進学しんがくするためのエイブリー奨学金しょうがくきんを獲得かくとくし、クイーン学院がくいんを卒業そつぎょうします。
卒業式そつぎょうしきの時とき、壇上だんじょうで卒業生そつぎょうせいの代表だいひょうとして答辞とうじを読よむアンをみて、マシューとマリラは自慢じまんの娘むすめアンを誇ほこりに思おもうのでした。
「あのとき、アンを引ひき取とることにしてよかった」とアンへの愛情あいじょうを再認識さいにんしきする二人ふたり。


Anne started to attend Queen’s Academy. Staying at a boarding house so far away from home, she missed home very much. But she studied diligently, and graduated with Avery scholarship to go to college. At the commencement, Matthew and Marilla were very proud of Anne, watching her make the address in reply. “We sure are glad that we kept her,” they thought.

そんな希望きぼうに満みちて幸しあわせいっぱいのアンでしたが、あるとき突然とつぜん、悲かなしみに襲おそわれます。マシューが亡なくくなってしまうのです。
「アンは、わしの自慢じまんの娘むすめだ」という言葉ことばを残のこして。


Anne was full of hope with her teaching job. But one day, something terrible and sad happened to her. Matthew passed away, with his last word with her being, “my girl that I’m proud of.” 

マリラが一人ひとりになってしまうことを心配しんぱいしたアンは、大学だいがくへの進学しんがくをあきらめて、隣となりの町まちの学校がっこうで教師きょうしとして働はたらくことにしました。それを聞きいたギルバートは、アンが自分じぶんの家いえから働はたらきに行いけるように、彼かれが教おしえることになっていた地元じもとの学校がっこうの仕事しごとを彼女かのじょに譲ゆずる、と申もうし出でます。アンは、ビックリ。


Concerned about Marilla being alone, Anne decided not to go to college but to stay home and help Marilla while teaching at the school in the nearest town. Upon hearing her decision, Gilbert Blythe gave up his teaching position in Avonlea to enable Anne to teach and stay at Green Gables all through the week. She was very surprised of what he did for her. 

赤毛のアン

それまでずっと敵視てきししていたギルバートの優やさしさに、その時ときに初はじめて気きづいて感動かんどうします。その後ご、二人ふたりは仲直なかなおり。
大学だいがくに行いけなくなったアンでしたが、大好だいすきな人ひとたちに囲かこまれながら、美うつくしいグリーンゲイブルズで過すごす、これからの幸しあわせな日々ひびを思おもい描えがいていました。「神かみは天てんにあり、 この世よはすべて良よし」アンは、そっと詩しの一節いっせつをつぶやいたのでした。


Anne was moved to know of Gilbert’s kindness, and they become good friends. Now she couldn’t go to college, but she was glad to think of happy days she would spend around lovely people in beautiful Green Gables. “ ‘God’s in his heaven, all’s right with the world,’ ” she whispered softly a line from a poem.

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