探究学習&言語学習教材

小学生(低学年・高学年)・中学生の利用法

幼児〜小学1・2年生の探究学習

「なんで?」「これ、やってみたい!」
子どもたちの小さな気づきやひらめきは、学びの原点です。
遊びのような体験を通して、“なるほど!”と気づき、考え、伝えていく探究の土台を育てます。

1. 目標

身近な世界に興味を持ち、「おもしろい」「ふしぎ!」「知りたい!」と感じる気持ちを育てる。

2. なるほど!エージェント活用法

幼児〜小学1、2年生は、動画を見て感想を伝えることから始めます。

・興味がありそうな動画を選び、視聴
(おすすめコンテンツは下記「活用計画のご提案」をご覧ください)
・感想を「なるほど!ふしぎ!シート」に記入+絵で感じたことを表現
・星評価でお気に入りを記録し、興味を探し出す

「動画を見てわかったこと、不思議に思ったことを箇条書きにしてみるよ!」と伝えて動画を見てもらうことで、アクティブに見る習慣、情報を短くまとめる練習となります。ワークシートは以下からダウンロードいただけます。

・Let’s Do かじょうがきシート
・なるほど!ふしぎ!シート

 ラリーカード(ラジオ体操カードのような学習記録シート)を活用することで学習習慣をつけることができます。

4. 先生の役割

まずは、短いことばや絵を使って「伝えるって楽しい!」を感じるところからスタートしてもらいます。

「なるほど!ふしぎ!発見会」:絵+感想で、好きだった動画について発表してもらう
「なるほどショー」:お気に入り動画について、互いに紹介する練習を行う

5. 発表について

子どもたちの「なんで?」「おもしろい!」という気持ちの芽を見つけ、ほめて育てていくことが大切です。

「なるほど!ふしぎ!発見会」:絵+感想で、好きだった動画について発表してもらう
「なるほどショー」:お気に入り動画について、互いに紹介する練習を行う

活用計画のご提案

以下は「なるほど!エージェント」の中でも幼児〜小学1、2年生に人気があるコンテンツです。

導入におすすめの教材

🔸国語セクションの読みきかせ絵本

🔸英語セクションの歌、音読コンテンツ

学ぶことに慣れ、達成感を感じるためにおすすめは英語の音読練習です。

🔸英語セクションの入門1にトライしてみましょう!

小学生になったら、ふしぎに気づく・知ってみる(1〜2学期前半)

「なにこれ?」「どうして?」と思う気持ちを大切にします。

どう使う?
 動画を見て、気になったことをみんなで話します。

どんな活動?
 ・気づいたことを絵にかいたり、ひとこと書いてみる
 ・KWLシートで「しってること」「しりたいこと」を書いてみる
 ・友だちと話し合って、「おなじだね」「ちがうね」を見つける

めざすこと
 ・自分のふしぎを見つける
 ・知りたいことを見つけるきっかけづくり

小学生になったら、おもったことを伝える(2学期後半〜3学期)

 「こんなことがわかったよ」「こう思ったよ」と、自分の言葉で伝えることを促していきます。

どう使う?
 動画を見たら、考えをアウトプットする練習をはじめてもらいます。

どんな活動?
 「Let’s Do かじょうがきシート」や「なるほど!ふしぎ!シート」を活用して、自分の言葉を引き出すのに慣れてもらいます。

めざすこと
 ・「じぶんのことば」で伝える経験
 ・「伝えるって楽しい!」という気持ちを育てる
 ・友だちのよいところに気づ

小学5・6年生の探究学習

「探究学習」は、英語の inquiry(=問いかけ・探ること)に由来し、その本質は「問いを立て、自ら調べ、対話やふり返りを通じて学びを深める」プロセスにあります。
長期のプロジェクトだけでなく、日々の授業の中でも育むことができる学び方です。

なるほど!エージェントは、1コマから取り組める「課題解決型」の探究教材です。
総合だけでなく、国語や社会の単元にも組み込みやすく、「問い・調べ・まとめ・伝える」という一連の力を、
日々の授業や宿題で自然に育てることができます。

プロジェクト型の探究にスムーズにつなげていくための“型づくり”としても、ご活用いただけます。

1. 目的

自分の関心から問いを立て、複数の情報を比較・分析しながら考えを深める力を育てます。

また、学んだことを社会や自分の生活と結びつけて考え、発信する姿勢を育成します。

2. なるほど!エージェント活用法

身近なテーマや社会課題に目を向け、「なぜ?」「どうして?」という疑問を出発点に探究を進めます。
(テーマはこちらから選べます)
情報を集め、考えをまとめ、自分の言葉で伝える力を段階的に伸ばします。
各動画の指導案を参考に(先生IDでのログインが必要)1コマから授業を組み立てていただけます。

以下のようなワークシートを活用することで情報を整理・分析し、考察を深めたり、多様な方法で表現力を高めることができます。

ワークシート名活用の目的
なるほど!ふしぎシートテーマや動画から生まれた「なぜ?」を自由に書き出す
KWLシート知っていること・知りたいこと・学んだことを探究の軸として整理
調べ物シート複数の出典を記録しながら、必要な情報を抜き出してまとめる
視覚分析シート写真・データ・図表を読み取り、視覚から考える力を養う
箇条書きシート伝えたいことを要点ごとに整理し、主張の流れを作る
ポスターシート情報や考えを視覚的に整理し、発表用にまとめる
スピーチシート発表内容を言語化し、1分以内で伝える準備をする

4. 先生の役割

子どもたちが自分の問いに向かって探究を進められるよう、環境と支援を整えます。
問いが出ない場合は指導案ページの「問い」などを参考に、きっかけとなる問いを示し、個々の気づきを深めるサポートを行います。

4. 発表について

考えたことや調べたことを自分の言葉で伝えることで、学びが確かなものになります。
表現方法は目的や内容に応じて選び、多様な発信力を育てます。

・なるほどスピーチ:考えを1分でまとめて話す短い発表

・なるほどポスター:視覚的に整理した内容をポスターで発表

・ミニラジオ/動画:録音や撮影による自由なプレゼン表現

・「なるほど!エキスポ」:テーマ別のポスター発表+発表会

・「My探究プロジェクト発表会」:自分で立てた問いに対する提案を発表

5. 評価ルーブリック

探究のプロセス全体をふり返り、「問いの深さ」や「表現の工夫」など多面的に評価します。

観点チェックポイント例
問いの質社会や自分とのつながりがあり、深掘りに値する問いになっているか
情報活用力出典を明示しながら、複数の情報を整理・比較して活用しているか
論理性・構成調査と主張がつながっており、わかりやすい構成になっているか
表現力目的に応じた伝え方ができているか(図、言葉、スピーチなど)
ふり返り力学びの成果と課題を言語化し、次につなげようとしているか
協働性他者の意見を取り入れたり、チームで協力して学びを深めているか

2つの年間計画例

探究学習のプロセス(課題の発見 → 調査 → まとめ → 発表)にまだ慣れていない場合は、4種類のワークシートを使いこなしていくコースがおすすめです。
発表などに慣れてきたら、テーマを一つ選び、それを深掘りしていくコースがおすすめです。

[8コマ] 探究スキル養成コース

4つのシートを2コマずつ活用し、学びのプロセスを実践!
各シートは2コマ構成。1コマ目ではシートの使い方を動画で学び、2コマ目で実践します。
いろんな教科・いろんなテーマを扱うことで、子ども興味の幅を広げます。

1〜2コマ目:KWLシート➡ 情報を整理する方法を学ぶ

3〜4コマ目:視覚分析シート➡ ビジュアル情報を言語化し、整理・分析する力を養う

5〜6コマ目:ポスターシート➡ 収集した情報をデザインする力を育む

7〜8コマ目:スピーチシート➡ 説得力のあるスピーチをする力を育てる

🔸テーマは先生が選択➡合計8テーマを選びます。指導案雛形をもとに1コマ完結型の授業を組み立てます。

テーマ検索ページはこちら

[5コマ以上] テーマ深掘りコース

多角的に学び、深く考える20個の探究型プロジェクト!

キャリア、プログラミング、戦争と平和など、子どもが興味あるテーマを深掘りするプロジェクト型のコースです。

🔸興味あるテーマをもとに、複数の教科を横断しながらワークシートで「分析・まとめ・表現」を実践します。

🔸フィールドワークと組み合わせることで、実感を伴った学びが可能になります。

🔸テーマは子どもが選択 ➡ 自分で選んだテーマを、自分の視点で探究し、発表まで行います。

🔸発表形式(例:ポスターシート+スピーチ)は先生が提示するとスムーズです。