協働学習には、いろいろなメリットがあります。まず、友達と一緒に学ぶことで、協力する力や他の人の意見を聞く力、交渉する力が育ちます。また、みんなで知識を共有することで、深く理解できるようになり、学ぶ楽しさも増します。時にストレスも伴う作業ですが、実際の社会で役立つ経験を得られる学習法です。
協働学習を始めるには、まずは小グループを作って、特定の問題やプロジェクトに取り組んでもらいます。グループ内で役割をはっきり分け、みんなが参加しやすいように促し、共に目標を決め、どう進めるかを話し合ってもらいます。グループ内でのアイデアや解決策を大切にし、互いに尊重するようにナビゲートします。
協働学習における先生の役割は、ファシリテーターです。生徒が効果的に協力し合えるよう、以下の3つのポイントに気をつけて、環境を整えていきましょう。
問いかけをくりかえし、オープンなコミュニケーションの場を作っていきましょう。
研究やプロジェクトの全過程を詳しく書き記した文書です。問題解決の方法や学んだことが具体的にまとめられます。役割分担を明確化し、各自が役割に貢献できるように声がけしましょう。
プロジェクトの進行状況の定期的なチェックとアドバイスを行っていきましょう。
探究学習で協働学習を行う際に、以下のような成果物を出してもらいましょう。
学んだ内容をスライドやポスター、動画などでわかりやすく説明してもらいます。プレゼンをする時は、誰が何を発表するか、誰は資料作りを行うかなど、役割分担をしてもらいましょう。
研究やプロジェクトの全過程を書き記したレポートを作ってもらいましょう。だれが何をやったということだけでなく、問題解決の方法や、学んだプロセスをまとめらてもらいます。批判的思考や文書作成能力を高めることができます。