1コマ活用でも、複数コマ活用でも、探究学習の4つのプロセスは変わりません。
学校の出来事と結びつけいやすいテーマを選びましょう。
紐づけを想定する科目・単元・キーワードから選んでいただくこともできます。
6つのワークシートの目的や活用法はこちらから確認いただけます。
以下の方法でタブレットを使って作業をし、画面共有することもできます。
①ワークシートファイルをデスクトップにダウンロードして名前をつける
②お使いの学習支援ツールから、児童・生徒にファイルを共有し、名前を記入してもらう
③一覧表示して、クラス内で意見を共有する
テーマを紹介をします。学校で起こっている出来事やニュースと紐づけて紹介してみましょう。
(例1:学校の花壇の花が枯れているね。どうしたら問題解決できるかな?→「プログラミング的思考」動画を紹介。
例2:今度工場見学に行くね。将来の仕事について考えてみよう!→「好きな仕事」動画紹介)
リンクで送ったワークシートの目的や、何を書くか(どう表現する)を伝えます。
動画をいっしょに見ながら、どのように活用するか、理解してもらうのもおすすめです。
動画やイラストの目的は「好奇心を持ってもらうこと」です。時々動画を停止し、「どうしてコンピューターを使うのかな?」「〜はどんな意味かな?」などと、問いかけたり、キーワードを確認しながら見せていきましょう。動画下には、音声を一時停止したり、画面を拡大するボタンがあります。
教材をきっかけに、もっと知りたいと思ったことを調べてもらいます。調べる時間をリミットすることで集中して調べることができます。プロジェクター画面でみんなが書き込んでいることをリアルタイムで共有できます。
低学年なら手書きもおすすめです。
問いコーナーには、「答えのない問い」「調べても簡単には答えられない問い」を用意しています。何を調べたいと思うか、きっかけになる問いとなります。
「キーワードで調べよう」セクションはyahooきっずにリンクしています。ヒントとなるワードをクリックすることでいろんなことを調べることができます。
ワークシートに書いたことをプロジェクターで画面共有して、みんなで見たり、発表し合いましょう。
「〜さん、発表してみて」「〜くん、〜さんの発表を見てどう思う?なぜそう思ったの?」など、問いかけをしていきます。
今日の活動を通して、発見したことや気づいたことをまとめていきます。
ルーブリック表をベースに自己評価をしてもらうこともできます。問いを立てられたか?調べられたか?他人の話を興味を持って聞けたか?協同学習で協力できたか?振り返りをすることで、次の学びの目標ができます。
深く学んでもらいたいテーマを、いろんな角度から学んでもらう探究コースもご用意しています。
⚫️探究コースを学ぶ時は、KWLシートやポスターシートなど、複数の異なるワークシートを活用してみましょう。
⚫️チームで話し合ってコースを選び問いを立て、協力しながら学習の成果を発表してもらうのもおすすめです。
ひとつのコースを全員が学んで同じワークシートにアウトプットすることで、調べる力やまとめる力がどれくらいあるか、育っているか、観察することができます。
①まずはコース紹介をして、目的を伝えましょう。
②テーマ動画を複数選んで見てもらいます。動画は3〜5分。全員で一時停止しながら見ることも、グループ分けして見ることもできます。
【1コマ目】
教材を複数見る→調べたいことを書き出す
使用するもの:KWLシートのKとW欄
①先生が探究コースのテーマを説明する
②KWLシートのKに「学習前から知っていたこと」を書いてもらう
③テーマ動画を見る(全て見る必要はない。コース教材のうち3本ほど選ぶ)
④KWLのW欄に、もっと知りたい問いや疑問点を書いてもらう。
問いを立てるのが難しい場合は、先生が与える、またはクラスで話し合って決めていく。
【2コマ目】
調べる→まとめる
使用するもの:ノート/KWLシートのL欄
①KWLシートのW欄から、自分が調べたいことを選ぶ
②調べてノートに書き出す
③KWLシートのL欄に教材で学んだことや調べたことを箇条書きにする
【 宿題 】
発表の準備をする
使用するもの:スピーチシート/ポスターシート
①スピーチシートに、発表することを箇条書きして練習する
②ポスターシートには、発表のポイントをビジュアル化してくるように伝える(ビジュアルアイデアを考えるのが難しい場合はグループで助け合って作成してもらう)
【3コマ目】
発表
使用するもの:スピーチシート/ポスターシート
人数が多ければ2,3のグループに分けて、ポスターを見せながらスピーチ発表してもらう
学びのプロセスはクラス全体での学び方と同じですが、チームで学びたいテーマを選び、役割分担を決めてリサーチをし、誰が発表するかなどを決めていくことで、協業する力をつけることができます。
みんなの夢は何かな?どんな仕事につけば人生が豊かになるかな?
コースの目的
■将来の自分のキャリアに関心を持ったり、女性もキャリアを続けるために必要なことは何か、いっしょに考えてみよう。
■課題を解決することがキャリア形成において大切だというよ。どんなふうにすれば課題や問題を見つけられるかな?
[1コマ活用の場合] KWLシートを活用
[2コマ活用の場合] スピーチシート・ポスターシートを活用し、コンピューターと生活についてスピーチをしてもらいましょう。
私たちの生活に関わっているコンピューター。どんな仕組みで動いているのかな?
コースの目的
■コンピューターに関心を持ったり、それを活用して自らの手で創造していくことへの興味を引き出す。
■さまざまな社会課題を解決する際に、プログラミング的思考などを活用していく素地を養う。
[1コマ活用の場合] KWLシートを活用
[2コマ活用の場合] スピーチシート・ポスターシートを活用し、コンピューターと生活についてスピーチをしてもらいましょう。
メールやSNSで送るメッセージ。どんな影響があるのかな? 文の書き方も学ぼう!
コースの目的
■携帯電話や電子メール、インスタントメッセージ、ウェブなどを使っていじめが存在することを認識し、考えるきっかけを作る。
■メールのルールを学んだり、作文や文の仕組みを学ぶことで、自分の書く文章について改めて意識する。
[1コマ活用の場合] KWLシートを活用
[2コマ活用の場合] スピーチシート・ポスターシートを活用し、ネットいじめやコミュニケーションについてスピーチをしてもらいましょう。
貧しさから抜け出すにも、豊かな人生を送るにも仕事は大切。仕事について考えよう。
コースの目的
■小さなうちから働く子どももいる。なぜそんなことが起こっているのか?興味を持つきっかけを与える。
■そもそも仕事って何か?女性が仕事をするとはどんなことか?触れて考え、自分がやりたいことを探究する心を育てる。
[1コマ活用の場合] KWLシートを活用
[2コマ活用の場合] スピーチシート・ポスターシートを活用し、将来自分がどんな仕事をしていきたいか、スピーチをしてもらいましょう。
コミュニケーションの土台となる日本語について、触れてみよう!
コースの目的
■なんとなく使っている日本語。その仕組や古文や俳句にふれ、日本語そのものに興味をもってもらう。
■言葉を使ってメールを書くときに大切なことを、日本語という言語を意識しながら考えるきっかけを与える。
[1コマ活用の場合] KWLシートを活用
[2コマ活用の場合] 日本語の使い方を意識しながら、コースの感想文を書いてもらいましょう。
世界には、心に残る本がたくさん。まずは動画で見てみよう!
コースの目的
■世界の名作に触れることで、想像力を養うきっかけを作る。
■知らなかった知識や時代に触れることで、日本以外の国や文化に興味を持つきっかけを与える。
[1コマ活用の場合] KWLシートを活用
[2コマ活用の場合] 1つの動画を選んで、見たあとに、あらすじを書く練習をしてもらいましょう。
小学校で習う単語やフレーズを、声にだして暗記しよう!
コースの目的
■小学校で習う単語を、声にだして真似をすることで、体で英語を覚えるきっかけを与える。
■小学校で学ぶ単語をカバーして覚えることで、中学での学びに備える準備をする。
[1コマ活用の場合] KWLシートを活用
[2コマ活用の場合] ペアで1つの教材を選んで暗記し、お互いに「言えるか?クイズ」をしてみましょう。