モザンビークの小学校に取材に行った時、
学校の数百メートル手前から、元気いっぱいの声が聞こえてきた。
教室を覗き込むと、たくさんのキラキラした瞳が僕を出迎えてくれた。
先生が黒板に書く文字や言葉の一つでさえ聞き逃すまいという、
子どもたちの真剣な表情に心打たれた。
そんなイキイキした生徒を見ながら、
学ぶことが楽しいと思っている学生は、
日本にはどのくらいいるのかなと考えてしまった。
いま世界では5歳から17歳の子どもの5人に1人が、
学校に通えていないという。
そして7億5000万人の成人が、読み書きできないという。
教育を受けることができれば、より良い仕事につくことができ、
貧しさから抜け出すこともできる。
教育は人の明日に希望を与え、豊かな国づくりにも役立つ。
『ムズカシそうなSDGsのことがひと目でやさしくわかる本』 小学館
SDGs・環境ワークシート
4.1 | 2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。 |
4.2 | 2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達・ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。 |
4.3 | 2030年までに、全ての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。 |
4.4 | 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。 |
4.5 | 2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子供など、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。 |
4.6 | 2030年までに、全ての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。 |
4.7 | 2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。 |
4.a | 子供、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、全ての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。 |
4.b | 2020年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、並びにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。 |
4.c | 2030年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員研修のための国際協力などを通じて、質の高い教員の数を大幅に増加させる。 |
イラストを見て感じたことを視覚分析シートに、
調べたいことや学んだことをKWLシートに書きましょう!