途上国とじょうこくでは、本当ほんとうに子こどもたちがよく働はたらく。

路上ろじょうで物ものを売うり、市場いちばで物ものを運はこび、
農園のうえんや建設けんせつ現場げんばでも大人おとなと同おなじように働はたらいている。

薪たきぎ集あつめや水みずくみ、家畜かちくの世話せわ、
子育こそだてさえ、子こどもたちの仕事しごとのことがある。

少女しょうじょが赤あかちゃんを背負せおって畑仕事はたけしごとをしている姿すがたもよく見みた。

レンガづくりのために赤土あかつちをこねている子こどもたちに、
将来しょうらいの夢ゆめを聞きいてみたことがある。

どんな夢ゆめが語かたられるのか興味津々きょうみしんしんだったが、
ほぼ全員ぜんいんが「レンガ職人しょくにんになりたい」と答こたえた。

他ほかの職業しょくぎょうを知しらないから彼かれらはそう答こたえるしかないのだ。

世界せかいの子こどもたちの１０人にんに１人にん (約やく１億おく５０００万まん人にん) が
児童じどう労働ろうどうをさせられていて、その約半分やくはんぶんは危険きけん労働ろうどうに従事じゅうじしている。

児童じどう労働ろうどうを減へらすには、公正こうせいな労働ろうどうを条件じょうけんとしている
フェアトレード商品しょうひんを選えらんで買かう、というのも有効ゆうこうな手段しゅだんだ。